化粧品

効果的な紫外線予防と紫外線対策について

紫外線ダメージを予防する一番の方法は、日焼け止めを塗って紫外線の侵入をブロックすることです。

日焼け止めには、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」という二つの紫外線カット剤が配合されており、それぞれ違うアプローチで紫外線ダメージを予防します。

紫外線吸収剤は、紫外線を肌に取り込み、化学反応を起こすことで熱やエネルギーに変えて体外へ放出する働きを持っております。

紫外線散乱剤は、肌表面に膜を張ることで、紫外線そのものを跳ね返す働きがあります。

しかし、あくまでも日焼け止めはその場で浴びてしまう紫外線を防ぐために機能するもの。

紫外線ダメージを受けないためには、肌のバリア機能を正常化したり、メラニンの生成を抑えることで肌のコンディションを維持することが大切です。

普段のスキンケアで、美白成分や保湿成分を配合したアイテムを使用し、丁寧にお手入れすることが効果的な紫外線対策につながります。

日傘や帽子で紫外線を物理的に遮断する

日焼け止めは汗や皮脂、物理的刺激で落ちてしまう可能性が大いにあるため、こまめな塗り直しが必要です。

また、1センチ平方メートルに対して2gほど塗らないと本来の効果が発揮しないともいわれています。

日焼け止めだけに頼らず、日傘や帽子、サングラスで紫外線を物理的にブロックしましょう。

帽子の場合、つばが7cm以上あり、角度が平行であれば顔に当たる紫外線を約60〜70%軽減するともいわれています。

肌だけではなく髪の毛のパサつきや頭皮のダメージを防ぐことにもつながりますよ。

日傘や帽子の中にはUVカット加工が施されているものがありますが、使用頻度が増えるごとに機能が劣化してしまうため、毎年買い換えることがオススメです。

UVカット成分配合のコスメで紫外線をブロックする

日焼け止めを塗り直したくても、化粧をしていたら塗り直すのが困難な場合があります。

そんな時に便利なのが、UVカット成分配合のコスメです。

ファンデーションやフェースパウダー、コンシーラーにUVカット成分が配合されていたら、化粧直しと日焼け止めの塗り直しが一緒にできて大変便利。

また、パウダーファンデーションやミネラルファンデーションの場合、粒子が皮脂を吸着するため、皮脂による化粧や日焼け止めが落ちるのを防ぐことができます。

紫外線を浴びた後の紫外線対策について


日焼け止めやUVカット成分配合のコスメを使用していても、汗や皮脂、物理的刺激で落ちてしまうと紫外線カット効果は失われ、紫外線ダメージが肌に残ってしまいます。

もしもレジャー紫外線の影響で肌表面が赤くなり、ヒリヒリした場合はどのように対処すれば良いのでしょうか。

火傷・炎症を起こしている場合のアフターケア

レジャー紫外線の影響で肌のほてりや炎症が見られたら、刺激を与えないようにすること、そして炎症を鎮めるケアが大切です。

この場合、火傷を負った時と同じように、冷水や保冷剤で炎症部分を冷やしましょう。

また、この日の夜は入浴を控え、圧力の弱いシャワーで軽く身体を洗い流す程度に止めてください。

部位を冷やすことで痛みが静まったら、敏感肌用の化粧水や抗炎症作用のある化粧水を使って優しくパッティングします。

炎症を起こした肌は水分が失われているので、化粧水でうるおいをたっぷり補給してあげましょう。

間違っても、肌にとって刺激となりうるアルコールやエタノールが含まれていないものを選んでください。

そして、炎症は日光を浴びて約24時間後にピークを迎えるので、それまで過度なスキンケアを避けるようにしましょう。

炎症は3〜4日ほど経つとだんだん引き始め、焼けた皮膚が剥けていきます。

肌の様子を見ながら、保湿ケアを重点的に行ってください。