おすすめの生活改善法や試してみたいアイディアをいくつかご紹介します。
おしりの皮膚に直接触れる下着や洋服、タオルなどの品質を見直してみると、黒ずみが軽減する場合があります。
皮膚にとって多湿となるムレは大敵。
サイズが合っていない下着や、しめつけの強いガードル類を常用している人は、下着のラインに沿って黒ずみができていることが少なくありません。
サイズをしっかりと確認するとともに、ナイロンなどの化繊を毛羽立ちの少ない(皮膚刺激の少ない)綿やシルクに変更したり、締め付け感の強いガードル類は帰宅後すぐに脱いで通気性をよくすることが大切です。
また、生理用ショーツは通気性があまりよくないので、常用はNG。
洋服もおしりの部分にチクチク感がある素材の場合は、ペチコートなどをインすることで、おしりへの刺激は低減します。
タオルは、素材自体よりも固くガサガサしたものでゴシゴシおしりを拭く習慣を改めて、柔らかいふんわりとしたタオルで、水分だけを吸い取る感覚でタオルを肌に押し付けるようにして拭くだけでも、刺激は軽減します。
もうひとつ気を付けたいのが、生理用のナプキンやおりものシートです。
生理中に使用するのは、多少ムレても仕方がないのですが、おりものシートなどを毎日つけることで、シートのヘリの部分が皮膚を刺激して黒ずむ場合があります。
自分のおしりを鏡などでよく確認し、どの部分が黒ずんでいるのか、それは何による刺激なのかを自分なりに分析して、肌に直接触れるものを改善するのがよいでしょう。
マッサージ
ヒップアップを狙う場合は、皮膚内部の筋肉を動かす若干強めのマッサージが効果的です。
でも黒ずみを解消するなら、皮膚表面を優しくマッサージするソフトなタッチが正解。
こすって角質を落として美白を狙うタイプのジェルを使用するときも力を入れる必要はありません。
指の腹でくるくると皮膚表面をなでるようにするだけでOK。
血行を良くしてターンオーバーを正常化させたり、リンパの流れを促進してくすみ解消を狙う場合は、おしりを直接マッサージするよりも、ひざ裏や太もも、ふくらはぎなど下半身のリンパに沿ってマッサージを行うとよいでしょう。
皮膚科治療
がんこな黒ずみに悩んでいるのなら、皮膚科を受診してケアするのも手です。
皮膚科のシミ・黒ずみ治療を短期で利用して、良いコンディションにしてからセルフケアでその後の黒ずみを予防するのも賢い選択。
皮膚科で受けられる黒ずみ治療としては、ケミカルピーリングやレーザー治療のほか、ハイドロキノンなどの外用薬を処方してもらう方法などがあります。
美容皮膚科を受診して、しっかりカウンセリングを受けてから治療を行うようにしましょう。
おしりの黒ずみケアアイテムの上手な使い方
せっかく優秀なケアアイテムを入手しても、その使い方が間違っていたら台無しです。
基本は製品に付属している説明書をしっかり読んで、説明通りに使用すること。
おしりの黒ずみケアアイテムの基本となる使い方ポイント3つをご紹介します。
保湿系クリームはたっぷりと
自分で想像する以上におしりの表面積は広いです。
丸みを帯びていますが、黒ずみが現れるのはおしりのてっぺんよりもむしろ太ももとの境目や、おしりのサイドである場合が多いので、全体にたっぷりつけて潤いを存分にチャージしてあげることが重要です。
おしりの皮膚の乾燥が気になる場合は、1度クリームをつけて成分が浸透したところで、もう1枚皮膚上にヴェールをかぶせる感覚で少量を塗り重ねると効果的。
たっぷり保湿された肌は、ひんやりしっとりとしているので、クリームをつけてしばらくしたら、指先でおしりをあちこち触ってみて、乾燥している場所がないかをチェック。
とくに最初の1本目は、使用目安よりもやや早く使い切る感覚でたっぷり使うのがおすすめです。
ピーリング系はやりすぎ禁止
角質をこすり落とすことで黒ずみを解消するアイテムは、ポロポロと黒くなったカスが落ちるのがうれしくて、つい毎日使いたくなってしまいますが、やりすぎると健康な角質まで削り落としてしまい、ターンオーバーが乱れて逆に肌荒れを引き起こします。
ピーリング系のケアアイテムは、説明書に書いてある使用頻度を厳守しましょう。
そしてピーリングの後は、いつも以上に念入りに保湿ケアを行うことも忘れずに。
清潔な肌につける
言うまでもありませんが、おしりの黒ずみケアアイテムを使う前には、入浴して清潔にした皮膚に使用するのが鉄則です。
この記事の最初でも指摘した通り、おしりは普段の入浴タイムにもついうっかりぞんざいに洗ってしまう部分。
まずはキレイに汚れや雑菌を落とし、清潔になったおしりの皮膚に黒ずみをケアするアイテムをつけることで、その効果は100%発揮されるのです。
朝使用する前に入浴する時間がないときは、電子レンジでチンしたホットタオルなどを利用して、おしりをきれいに拭くだけでも黒ずみをケアしてくれる成分の浸透力がぐんとアップしますよ。
まとめ
思い返すと顔やデコルテなどに比べて、今までずいぶんケアを手抜きしてきたおしり。
この記事で、座り姿勢では体重を受け止め、下着の締め付けやムレで刺激を受け、大きなダメージに毎日耐えているおしりの環境を知って、もう少しかわいがってあげようと気が付くきっかけになったのならうれしいです。
でも本来は厚く・健康なおしりの皮膚。
顔と同じように毎日継続してケアしてあげれば、黒ずんだおしりも必ずつるすべで弾力のある透明感のある魅惑のおしりに蘇ります。
諦めずに、いたわって続けることこそ、おしりの黒ずみを解消する最大のポイントです。