コラム

顔イボの種類と対処法

顔イボには大きく分けて「ウイルス性のイボ」と「非ウイルス性のイボ」の2つがあります。

スキンケアでケアできるのは、非ウイルス性のイボだけです。

あなたのイボは、次のうちどのタイプでしょうか?

角質粒

角質粒(かくしつりゅう)は、皮膚に発症する小さな粒状やイボ状の突起で、老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)や脂漏性角化症とも呼ばれています。

手のひら、そして足の裏以外であれば全身どこにでも発生し、皮膚の色に近いものから黒っぽいものまでさまざまな濃さのイボが存在しますが、ウイルスを持たない良性の腫瘍なので基本的にセルフケアで対処することが可能です。

「老人性」という名前が付いているように、ターンオーバーのサイクルが遅れがちになる高齢者の人に多く見られる症状ですが、20代から30代の比較的若い世代でも発生することがあります。

病院で外科治療を受けることでイボを解消することもできますが、治療方法によっては保険が効かなかったり、何度も治療をしなくてはならない場合も。

セルフケアで角質粒を改善させるためには、クリームやジェルを使って丁寧なケアを続ける必要があります。

尋常性疣贅

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)とは、傷口などからウイルスが感染してできてしまう良性腫瘍のイボです。

手足や顔など外傷を受けやすい露出部にできることが多く、顔表面の場合は先端が尖った突起物になり、足の裏は体重でイボが隆起しないので魚の目のように敷石状になります。

尋常性疣贅は、ヒトパピローマウイルスと呼ばれるウイルスが傷口に侵入して皮膚細胞に感染することが原因で、髭剃りのあとやささくれ、水虫やアトピー性皮膚炎など皮膚にダメージがある人に起こりやすいのが特徴。

また、高齢者よりも子供にできやすいイボとも言われています

ウイルスの感染によってできるイボですが、私たち人間には外的ダメージの侵入を防ぐ肌のバリア機能が働いているので、よほどのことがない限り他人に移ることはないと言われています。

しかし、自分自身に感染を広げてしまうケースは珍しくないため、不用意にイボを触るのではなく医療機関で適切な治療を受けることが必要です。

伝染性軟属腫

伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)とは別名・水いぼと呼ばれるウイルス性のイボ。

7歳以下の子供によくみられる皮膚の感染症で、接触感染が原因とされています。

1mmから5mmほどの半球状の隆起物で、イボの表面に光沢が見られるのが特徴。

かゆみはないものの、治りかけのときにかゆみが起きてしまうことがあり、かきむしることで手指にウイルスが付着すると他の部位に接触感染するケースがあります。

確実な予防法はないとされていますが、医療機関ではピンセットで患部をつまみ取ったり、液体窒素で壊死させる方法などがあります。

いずれにしても自己流のケアで悪化する可能性があるので、水いぼのような症状であればすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。

非ウイルス性の角質粒はクリームやジェルでケアできる

顔イボのなかでも、ウイルスを持たず皮膚の老化によってできてしまう角質粒は自宅で簡単にケアすることができます。

角質粒ができる大きな原因は、肌のターンオーバーの乱れです。

肌のターンオーバーとは表皮が生まれ変わることをいい、角化細胞が細胞分裂を繰り返しながら皮膚の表面に押し出され、やがて垢(古い角質)となって肌の外に剥がれ落ちることで健康的な肌質をキープしています。

しかし、紫外線ダメージや加齢の影響によってターンオーバーのサイクルが乱れると、古い角質がはがれ落ちず硬く厚い層になってしまい、それが膨らむことで角質粒に変化してしまうのです。

つまり、角質粒をセルフケアで対処するためには、保湿ケアで古い角質を柔らかくすること、そして角質ケアで古い角質を排出させることがポイントになります。

顔イボをクリームやジェル、医薬品を使って取り除くことは簡単ではありません。

しかし、毎日の保湿ケアと角質ケアを続けることによって角質粒を無理なく解消することが期待できるので、諦めずにセルフケアを続けましょう。