コラム

顔のたるみはなぜ起きる?

電車の窓に映った自分を見て、ギョッとした経験はありませんか?

顔のたるみ、疲れきった表情…、それが自分だとは信じたくないものです。

家に帰って必死でリフトアップのマッサージをしてみたり、ネットで美顔器や新しい化粧品(たるみ化粧品)を注文したり、美肌を維持するために女性はいろいろと大変ですよね。

顔のたるみは、見た目の印象を大きく左右する要因のひとつですが、同じ年でも顔のたるみがひどい人とそうでない人がいるようです。

顔のたるみを軽減するためには、肌の表面からの美容ケアよりも、食事やサプリを内側からのケアや普段の生活習慣も大きく関わっていると考えられています。

顔のたるみはなぜ起きる?


年齢を重ねるごとに深まっていく、顔のたるみ・シワ・ほうれい線の悩み…。

40代前後を境に、顔のたるみなどを気にしていろいろなケアを始める方が増えてきます。

女性の顔を老けて見せる顔のたるみは、どのようなメカニズムで起きるのでしょう。

顔のたるみの原因としては、①「肌のハリが低下する」、②「表情筋の衰え」、③「姿勢の悪さ」の3つに分かれます。

ここからはこの3つの原因について詳しく解説していきます。

顔のたるみの原因①肌のハリが低下

肌のハリの低下は、顔のたるみのほか、シワ・ほうれい線・毛穴の開きなどさまざまな老化現象につながってしまいます。

肌は、外側から表皮→真皮→皮下組織の3層構造になっており、健康で若々しい肌の真皮では、線維状のコラーゲンが網目のように広がり、クッションのような働きをして弾力感を生み出しています。

そのコラーゲンを支えているのがエラスチンやヒアルロン酸といった成分で、肌のみずみずしさやハリをもたらしてくれています。

この大切なコラーゲンやエラスチンが何らかの原因で減少すると、真皮を支える力がなくなるため肌のハリが低下し、顔のたるみにつながっていくのです。

以下で、「肌のハリが低下する原因」を解説します。

加齢によるハリ低下

コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの成分は肌の奥にある線維芽細胞で作られています。

年齢を重ねることによって線維芽細胞の働きが衰えると、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少してしまうため、肌のハリがなくなり顔のたるみにつながります。

また、線維芽細胞がコラーゲンなどを生成するためには材料となる栄養素も必要であることから、栄養バランスの悪い食生活も肌のハリ低下を助長させてしまいます。

野菜や果物を意識して摂取するようにしたいものですね。

紫外線ダメージによるハリ低下

紫外線を過剰に浴びることで発生する活性酸素も、ハリ低下の原因の一つです。

活性酸素によって線維芽細胞がダメージを受けると、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作りだすチカラが弱くなってしまいます。

紫外線が顔のたるみやシワなどに良くないと言われるのはこのような理由があるからです。

また、体内で活性酸素を発生させる要因は、紫外線のほかにも加齢やストレスなどがあります。

肌の乾燥によるハリ低下

肌の真皮にはりめぐらされているコラーゲンやエラスチンが肌の弾力感を支えていますが、肌のハリを保つためには水分量も大切です。

肌内部に水分をためこむことができる代表的な成分といえばヒアルロン酸です。

ヒアルロン酸が減少すると肌の乾燥が進んで肌のバリア機能が低下し、肌のハリ・弾力感が失われることで、顔のたるみやシワが起きてしまいます。

顔のたるみの原因②表情筋の衰え

私たちの顔は、肌の奥に脂肪があり、さらに奥に筋肉と骨があります。

肌のハリを支えているのは筋肉なので、筋肉の衰えは顔のたるみにつながってしまいます。

顔にある筋肉は表情筋といわれ、およそ30種類以上あるといわれています。

表情筋の中でも、肌に近い場所にあるものを「表層筋」といい、逆に骨の近くにあるものを「深層筋」といいます。

筋肉の凝りは表層筋にも深層筋にも蓄積されますが、いわゆる美顔マッサージなどでアプローチできるのは表層筋までと考えられています。

その一方で、表情筋のストレッチは筋肉全体を伸ばす効果があるため、表層筋・深層筋の両方に効くといわれています。

以下で、「表情筋が衰える原因」を解説します。

表情筋をあまり使っていない

私たちの顔の表情は表情筋によって作られており、口の開閉やまばたきも表情筋によって行われています。

ですが、一日の中で使われる表情筋は全体の訳30%といわれるほど、私たちはあまり表情筋を使っていないといわれています。

筋肉は使わなければどんどん衰えていくので、毎日の中であまり動かしていない表情筋は放っておくと衰えていき、いずれ顔のたるみにつながっていきます。

加齢による表情筋の衰え

一般的に40歳前後を境に、表情筋をはじめとするカラダ中の筋肉は衰えていくとされています。

表情筋を含めた筋肉は、筋繊維という繊維状の物質で構成されていますが、この筋繊維も加齢とともに減少していくため、顔のたるみにつながってしまいます。

顔のたるみの原因③姿勢の悪さ

デスクワーク中や携帯・スマホを操作しているとき、姿勢が悪くなっていることはありませんか。

実は姿勢の悪さも、肌をたるませる一因に。

顔の筋肉は、首の後ろから背中へと広がる「僧帽筋」につながっており、この僧帽筋が顔の筋肉を引っ張っています。

背中を丸めてあごを前に突き出した姿勢をとると、顔がカラダに乗っていない状態になり、顔の筋肉がたるみ、皮膚も下がってしまいます。

また、机についたときに頬杖をつくことも顔のたるみにつながると考えられています。

いつも片方だけ頬杖をついてしまう…という癖のある方は、顔の左右が違ってしまうこともあるようです。

<姿勢が悪いかもしれないチェック>
●慢性的な頭痛・肩こりに悩んでいる
●あごを引くと、二重あごになってしまう
●椅子に座るときは、背もたれに寄り掛かった状態がラク
●座ると足を組む癖がある
●直立したとき、背中より腰骨が前方に出る
●高い枕で寝るのが好き
●デスクワークや勉強中、姿勢が前かがみになってしまう
●携帯・スマホをチェックするときは、いつもうつむいている
●ヒールの高い靴をよく履く